じーさん徘徊  ボロブドウール寺院(インドネシア、ジャワ島)は大乗教密教系だった

2014.12.26~12.31 体調不充分ながら、、予約を入れておいたジャワ・バリの旅に夫婦で出かけた、、。
ツアーの募集は、60歳以上の限定だったが、、、この日の参加者は私達1組のみであった。

「現地ガイドさんは、、もうKさんの専従ですので何でも言ってください」、、
と成田で旅行会社の担当者は言うが、、かえって煩わしいわ、、
最近は個人フリー旅行ばかりで、、ツアー旅行は何年ンも利用してない、、、お土産やに強制連行されると思うと、、うんざり、、。

インドネシアは、、かっての王国時代は、、インド商人やイスラム商人によって文化が栄え、、やがて、オランダや日本の占領下となり、、太平洋戦争後に紆余曲折の後に民族独立する。スカルト、スハルトの独裁政権を得て民主化に向かう、、。

■ボロブドール遺跡、、–wiki———
ジャワ島のジョブジャカルタにある世界遺産のボドブドール寺院であるが、、

シャイレーンドラ朝の時代、大乗仏教を奉じていたシャイレーンドラ王家によって、ダルマトゥンガ王治下の780年頃から建造が開始され、792年頃に一応の完成をみたと考えられ、サマラトゥンガ王(位812年-832年)のときに増築されている

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ちなみに、、
752年 – 東大寺大仏の開眼供養が行われる。
753年 – 唐僧の鑑真が日本に着く。
日本では40年前に、、大仏開眼が行われている、、。

804年-第19回遣唐使、、「最澄」、「空海」が唐に渡っている、、。

奈良から平安時代に入ろうとしている頃だろうか、、、。

一般的に仏陀生誕、、発祥のインドの地から、北伝仏教は大乗教(大衆部などの在家中心)、、南伝仏教は小乗教(上座仏教;大乗派からは小乗と揶揄された出家派)といわれているが、、この時代には大乗派が大きく世界に飛躍したのか、、

各地で、、戒壇建立(戒壇;正式な僧を任命することができる儀式の場所?)が進められたのか、、
日本では、、奈良・東大寺、筑紫・観世音寺、下野・薬師寺が戒壇として存在していたが、、
最澄は桓武天皇の命により奈良仏教に対峙して比叡山に、、日本天台宗の大乗戒壇を建立することに専念する。また、、桓武天皇は、、最新トレンドの「密教」に興味を抱いていた、、、。

「南伝仏教は小乗教」、、、という認識をボドブドールが覆したこと、、が、興味深い、、しかも、ガイドでは寺は「密教」の様式を持つというのである、、。

ガイドさんの説明によれば、、ストーパ(仏塔)は72基あるが、、、ひし形の窓があるのは不完全な心の環境で
正方形の窓のストーパはバランスのとれた心の環境を表す、、、
正方形のストーパの上部は8角形となっている、、、。
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8角形は「八正道」を表しているとか、、

—-Wiki—-、
正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定の、8種の悟りへの道を言います。

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、、とか。

一般には、、「四諦・八正道」と言われるらしい、、

■四諦

四諦(したい)、または四聖諦(ししょうたい、梵: catvāri ārya-satyāni)
「4つの-聖なる-真理(諦)」)とは、仏教用語で、釈迦が悟りに至る道筋を説明するために、現実の様相とそれを解決する方法論をまとめた「苦集滅道」の4つの真理(諦)のこと。

苦諦(くたい、梵: duḥkha satya) 一切は苦であるという真理
集諦(じったい、梵: samudaya satya) 苦には原因があるという真理
滅諦(めったい、梵: nirodha satya) 苦は滅するという真理
道諦(どうたい、梵: mārga satya) 苦を滅する道があるという真理 である

■八正道

「正見」
(しょうけん、巴: sammā‑diṭṭhi)とは、仏道修行によって得られる仏の智慧であり
真実の認識(如実知見)に至るための必要条件が達せられるのである。正見は「四諦の智」といわれる。

「正思惟」
(しょうしゆい、巴: sammā-saṅkappa,)とは、正しく考え判断することであり、出離(離欲)を思惟し無瞋を思惟し、無害を思惟することである。財産、名誉、など俗世間で重要視されるものや、感覚器官による快楽を求める「五欲」など、人間の俗世間において渇望するものに左右されない判断力。
「正語」
(しょうご、巴: sammā-vācā,)とは、妄語(嘘)を離れ、綺語(無駄話)を離れ、両舌(仲違いさせる言葉)を離れ、悪口(粗暴な言葉)を離れることである。

「正業」
(しょうごう、巴: sammā-kammanta)とは、殺生を離れ、盗みを離れ、性的行為(特に社会道徳に反する性的関係)を離れることをいう。 この二つは正思惟されたものの実践である。

「正命」
(しょうみょう、巴: sammā-ājīva)とは「邪命を捨てて、正命によって命を営む」とか「如法に衣服、飲食、臥具、湯薬を求めて不如法に非ず」といわれるのは、如法な生活それが正命であることをあらわす。簡潔にいえば、、、生活を規律正しく営むことである。

「正精進」
(しょうしょうじん、巴: sammā-vāyāma)とは、四正勤(ししょうごん)、すなわち「すでに起こった不善を断ずる」「未来に起こる不善を生こらないようにする」「過去に生じた善の増長」「いまだ生じていない善を生じさせる」という四つの実践について努力することである。

「正念」
(しょうねん、巴: sammā-sati,)とは 四念処(身、受、心、法)に注意を向けて、常に今現在の内外の状況に気づいた状態でいることが「正念」(しょうねん、samyak-smrTi, sammaa-sati)である。

「正定 」
(しょうじょう, 巴: sammā-samādhi,) 正しい集中力(サマーディ)を完成することである。この「正定」(しょうじょう、samyak-samaadhi, sammaa-samaadhi)と「正念」によってはじめて、「正見」が得られるのである

、、、らしい、、。

ボロブドゥールの構造は、仏教の三界をあらわしているとされる。
つまり、下から、基壇は人間のいる欲界、その上は神と人間が触れあう世界である色界、さらに、その上部が神のいる無色界である。、、とガイドは言います。

欲界 (kāmadhātu) –
色界 (rūpadhātu) –
無色界 (ārūpyadhātu) –
※自分としては、、

欲界:動物的な本能のままの世界
色界;知識、科学的知見を含む認識の世界(唯識の世界)
無色界:肉眼や認識では捉えられない真理の世界(唯心の世界)

かと、、、。
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Wikipedia——–
この構造を「立体曼荼羅」と捉えている、、、。

この構造の黄色で表示した部分に、、ストーパ(仏塔)があるので、、悟りの世界になるのか、、
中央には、窓の無いストーパがある、、一般的には、仏舎利(仏陀の骨)が納骨されている、、
密教的には、、中央は「大日如来」になるのだ、、が、、。

■そもそも、「曼荼羅」とは何か?、、その原点は?、、、どのように進化したのか?、、

※どうやら、、テーマが大きすぎるので、、簡略する、、。

素人の仮設としては、、、、古代アーリア人のインド進出に伴い、、

<紀元前1750年頃、、中央アジアを拠点としていたアーリア人の部族が移動します。、、、一方はインドへ、、そして一方はイランへ移動していきます、、、。

そして、、それまで、、紀元前2500年頃からインダス河流域で高度に栄えた「インダス文明」は、BC1750年ころに衰退していきます、、、これとアーリア人の移動との時期が一致します、、、。
拙者blog「古代アーリア人の宗教 インドラ神のお気に入り「ブアジュラ」
古代アーリア人の宗教 インドラ神のお気に入り「ブアジュラ」
この写真の軍神「インドラ神」が左手に翳しているのは、「ブアジュラ(サンダーボルト)」という武器です、、、。 インドラ神は無敵の戦士と言われ、、、アーリア人は出陣するときは、インドラ神の加護を祈ったのです。 <インドラ神は、、漢訳されて、、帝...
紀元前1000年頃には、、アーリア人はガンジス河流域まで進出して、、インドを支配し、、インドの文明の中核となるのです・>

引き継がれたバラモン教の宇宙観をヒンズー教(インダス教)が引き継ぎ、、その後に仏教に引き継がれたと、、考える。
この宇宙観が「寺;ワット;バゴダ;ストーパ」の建造様式となった、、のだと、、、

胎蔵界曼荼羅などの布に描かれたものも同じ意味合いだ、、寺を建造できない環境にあっては布や木板や紙に描いたのは、、、仏像を画にするのと同じことだと、、、
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アンコールワットやヒンズー教の主神は「シバ神」などであるが、、それが仏教の時代には「仏陀や仏舎利」に進化した、、、。
当時の後期インド仏教が、ヒンズー教の反撃や、、イスラム教の破壊的攻撃を受けて、、次第に密教に進化してゆく過程で、、
布に描かれた移動可能な「曼荼羅」は、、生存の進化過程として充分考えられる、、、。

これが、、自分の仮設であるが、、大きすぎるので別途調査する、、、。

、、、、、後日追記予定、、、、
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ただ、それにしても、、地元の観光客が多いのだ、、、そして渋滞がひどい、、、
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ここのイスラムは、、ユルイらしい、、、
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お土産屋さんが続きます、、浅草の仲見世のようです、。
ジョブジャカルタの街中や観光地は、、ひどい「交通渋滞」に悩まされます、、。
インフラの割に車が多い、、バイクが交通手段で渋滞を加速する、、、
これは、、
バリ島も同じでした、、、。
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