中岡慎太郎 その2 18歳 庄屋見習い

慎太郎の生家は、、北川郷内14ケ村、戸数649 人口2799人 地高400石 ばかりか、近隣奈半利川甲浦の庄屋たちの元締めでもあった。
裕福な名家の坊ちゃんではあるが、厳しい勉学と、、父からの躾により幼児期からすでに神童と言われたようだ、、、

天保9年(1838)4月に北川郷中岡家の嫡男として誕生、、父小伝次58歳の待望の男子誕生であった、、。
慎太郎は三歳から素読、、四歳で松林寺の禅定和尚に学び、、七歳で漢方医の島村岱作に師事、、十歳から田野学館に通った、、

このころの田野学館は、郷士、庄屋の子弟が通い、、血気の青年たちが口角泡を飛ばして時世を論ずる熱い場所であり、、早熟な慎太郎は志士的少年と育っていく、、。
nakaoka 20201.JPG
カラーに直すとやや柔和な、、、、

nakaoka 20201-6.JPG
(左)慎太郎と義兄の北川武平次(右)と相手する女将
京都寺町仏晃寺 西洋伝方写真処 大阪屋与兵衛 撮影と言う

nakaoka 2020-2.JPG
慎太郎がテレ笑いする代表的な写真ですが、左側がペイントで消されている。日本の写真ではこの笑顔は一番古いとか言われています。

nakaoka 2020-41.JPG
nakaoka 2020-4.JPG
左の女性が、映らないのは、、本当に残念ですね

nakaoka 2020-2-2.jpg
中岡さんにはスマンが、、、、「清之助はん、ええ男やわー、」と顔をなぜられてニヤケル石川清之助(慎太郎の偽名)
このような芸者さんとのツーショット設定であろう、、かと、、しかし、当時まだ珍しい写真を、土佐の田舎から出てきた義兄と一緒に撮影するというシーンは解らないわけでもないぞ。※しかし、、これで、、京都見回り組には「明確な手配写真」が入手できたであろう、、。
———————————–

幼少期という点では、、豪商の才谷屋に生まれ、、泣き虫、洟垂れ、寝小便たれ、で十二歳で初めて楠山塾という漢学私塾に通わされるも、、成績が悪く友人になぶりものにされ泣いて帰ってくる、、、坂本竜馬はだいぶ違う、、竜馬は楠山塾を半年で退塾してしまう、おちこぼれ、、である。
学問がだめなら、、武芸で、、と姉の乙女のすすめで、、嘉永4年、、十四歳の時に剣術の小栗道場に通わされる。
竜馬はこのころから激変していく、、が、、今回は竜馬の解説は省く、、。
関連Blog
風が止んだら
強風が吹いていたら、、少し様子を見よう、、風が止んだら、また歩こう、、さわやかな風が吹いたらラッキーで幸せ、、

■庄屋見習い
慎太郎は23歳で結婚をする(1860.02.11)。親同士のはからい、、型どおりの縁組、妻は兼(18歳)、、妻帯者の慎太郎は一人前の社会人として庄屋見習いの道を行く、、
村民に山林を整理させ、田畑を開墾して耕作を奨励、植林、共同倉庫の建設、貯蓄を勧め、副業として果実の栽培を推進、ゆずの木を植えさせたりした。北川村の特産は柚子がトップとなるのです。

■エピソード1 村民の救済に徹夜で座り込み
拙者ブログ
北川村の中岡慎太郎 & 龍馬は薩長同盟で22億円成約
2010.12.25 14:50 弥太郎の生家を、そこそこに中岡慎太郎の生家に向かう、、、、早くしないと室戸岬に着く前に陽が落ちてしまう、、、、 「奈半利町」という字が、なかなか読めなかった、、、「なはりまち」と言われれば、まあ、そうなのだ...

度々の飢饉に、対応した逸話がある、、
安政5年の大地震、、、そして安政のコロリ疫病の流行、、、食料は不足し、困窮がひどい、、、慎太郎は自家の山林、田畑を担保に、、、近村の富豪から米麦を借り入れ、困っている村民にほどこした、、、、

なお、足りない、、、近隣の庄屋とともに、藩に迫って800両を借り入れて戻ってきた、、、
村人は三拝九排して感謝の言葉を述べた、、、「そんなに借りて、、困りはしませんか、、」と心配に、、、
「なんぼ、北川の百姓でもくわにゃあ、生きていけん、、そうビクビクするな」と言ったそうだ、、、

また、ある飢饉では、奔走して薩摩芋500貫を手に入れ救済したが、間に合わない、、、貯蔵米の官蔵を開けねばならない、、、官蔵であるから藩の許可がいる、、、国家老の屋敷に訪問、、北川から土佐屋敷に着いたのは夕刻になっていた、、すぐさま訪問したが取次ぎ役人に「明日出直して来い、、」と言われる、、、

翌日早朝、門前に見知らぬ青年が姿勢を正し座しているのを、国家老の桐間が見て、声をかける、、
慎太郎の必死の陳情を聞くことになる、、、桐間は、心意気を感じて、その場で許可を与える約束をする、、、
慎太郎の肝胆の強さを思わせる話である、、、

〇エピソード2 民なくして国は無い 民の益なくして何の国法ぞ

近隣の浜鍋藤四郎という富農が、、藩有林の払い下げを願った。慣例的に実際より狭小に申告して大きな山林を手に入れようとした。
これが、役人の測量よりばれてしまう、、藩史がきて、、違法により厳重処罰すると息巻いていた、、助けに入った慎太郎は必死に弁明したが、、役人は聞かない、、慎太郎は怒りを爆発させる、、。

「民を除きて君主なく、民なくして国はない、、まして況や民の利益を度外視して、国法あるべきや、、片片たる俗史が国法を盾にするは片腹痛い。責めは俺が引き受ける、、速やかに帰って、首を洗って出直してこい、、。」

「藤四郎!!わずかの山を望むな!、、今に俺がこの辺一帯の山をみな払い下げてやる、、5年すれば鹿十さんと膝詰めで話をつけてやる、、」

藩史は色を成して去る、、、。
鹿十とは藩主の山内容堂の養嗣子の次期藩主 山内豊徳(鹿十郎)のことであるから、、ややハッタリと思えるのであるが、、藩史を「木っ端役人」と面罵する大胆さに驚く、、、、彼は農民側に立って藩主と話をつける、、というのである。

嘉永六年  坂本龍馬が一九歳で剣道修行のために江戸に向かった、、、、慎太郎はまだ、北川村にいる、、、。

つづく

ソーラーLEDライト 駐車場 私道 G-ELS-10W-S1N 【1年保証】 - 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
ソーラーLEDライト 駐車場 私道 G-ELS-10W-S1N 【1年保証】 – 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店

NEW!☆ソーラーLEDライト 防犯・防災誘導灯 駐車場常夜灯 G40X-18W-2000LCB 【1年間保証】【型番変更】 - 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
NEW!☆ソーラーLEDライト 防犯・防災誘導灯 駐車場常夜灯 G40X-18W-2000LCB 【1年間保証】【型番変更】 – 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
ソーラーLEDライト 防犯・防災誘導灯 駐車場灯GS50X-18W-1200LTI-B【1年保証】【ボデイケース再塗装】【ブラック】【台数限定価格】お得です! - 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
ソーラーLEDライト 防犯・防災誘導灯 駐車場灯GS50X-18W-1200LTI-B【1年保証】【ボデイケース再塗装】【ブラック】【台数限定価格】お得です! – 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
2020.NEW!☆ソーラーLEDライト 防犯・防災誘導灯 常夜灯 GS50W-18W-1200L【6ケ月保証】【展示中古品特価】 - 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
2020.NEW!☆ソーラーLEDライト 防犯・防災誘導灯 常夜灯 GS50W-18W-1200L【6ケ月保証】【展示中古品特価】 – 3WAY・マイクロ発電 楽天市場店
タイトルとURLをコピーしました