「閻魔大王」の先祖は「ヤマ・ラージャ 」

葬式仏教は、、まず「中国の十王経」に基づくと言います、、、、
これは、仏教が中国の「道教」と習合して偽経である「預修十王生七経」が成立したことに始まり、、庶民に普及した。

人間が死ぬと「中陰」という場所、、極楽でもない地獄でもない、、[行く先が決まらない場所]に居て、、、そこで7日ごとに、、担当の王さまから地獄行きか、、極楽行きか、、「裁判」を受けるらしい、、、通常は7回の審理が行われます。
有名なのが「閻魔大王」という王様だ、、、。

———Wikipedia—————-

閻魔は、 サンスクリット語 及び パーリ語 の ヤマ ( यम, Yama )の 音訳 [1] 。. ヤマラージャ ( यमराज, Yama-rāja 、 ラージャ は王の意味)とも [1] 。. 音訳は 閻魔羅闍( えんまらじゃ ) 、 意訳 は 閻魔大王( えんまだいおう )

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没して後、七日ごとにそれぞれ①秦広王(初七日)・②初江王(十四日)・③宋帝王(二十一日)・④五官王(二十八日)・⑤閻魔王(三十五日)・⑥変成王(四十二日)・⑦泰山王(四十九日)の順番で一回ずつ審理を担当する。七回の審理で決まらない場合は、追加の審理が三回、⑧平等王(百ヶ日忌)・⑨都市王(一周忌)・⑩五道転輪王(三回忌)となる。

これで、、中国では、、3回忌までに裁判の結審がされるわけだが、、、

日本では、、鎌倉時代に、、更に「預修十王生七経」をもとに、、「地蔵十王経」が創作されて本地として、対比されるようになり、、裁判は10回になるぞ!

1..秦広王 しんこうおう - 不動明王  - 初七日(7日目・6日後)
2..初江王 しょこうおう -  釈迦如来 - 二七日(14日目・13日後)
3..宋帝王 そうていおう -文殊菩薩  - 三七日(21日目・20日後)
4..五官王 ごかんおう -普賢菩薩  - 四七日(28日目・27日後)
5..閻魔王 えんまおう  -地蔵菩薩  -  五七日(35日目・34日後)
6..変成王 へんじょうおう -弥勒菩薩 -六七日(42日目・41日後)
7..泰山王 たいざんおう -薬師如来 -七七日(49日目・48日後)
8..平等王 びょうどうおう- 観音菩薩 -百か日(100日目・99日後)
9..都市王 としおう- 勢至菩薩 -一周忌(2年目・1年後)
10..五道転輪王 ごどうてんりんおう- -阿弥陀如来 -三回忌(3年目・2年後)

更に江戸時代になると、、十三仏信仰となり、、数が増えて行く、、、、

なにも、、こんなにたくさん裁判受けなくても、、いいんじゃあ、、ない、、。

もっとも、、浄土真宗では、、信者は皆、亡くなると極楽浄土に行くので、、裁判が無い、、追善供養は無いのだそうです、、、その点では西方の教として、しっかりしている。。

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