ヘッジファンド゙の次のターゲットは日本か-その3      –民主党政権の自壊–

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「ほとんどすべての事例において、文明の没落は社会の衰弱と内部崩壊を通じての『自殺』だったのである」


<1975年文芸春秋2月号『日本の自殺』>

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■民主党政権の自壊

鳩山内閣、管内閣、そして野田内閣も自壊が始った様だ、、、

消費税に命をかけるという野田さん、、消費税アップは前回の選挙で自民党のマニュフェスト内容だ、、
そして、、、なにかと言えば自民党頼りの執行部、、結果は、失恋男のように、、捨てられるのは見えている、、。

思わせぶりからは、、谷垣さんと、解散条件ができてるように見えるし、、ついでに、原発再開も大連立の条件だったりしてね、、。

千葉県でも身近な地域からの首相だし、、松下政経塾出身という期待の人材なので、、あまり突っ込みたくないが、、、、最近の鵺的な動きには、、がっかりだ、、。

庶民感覚からすれば、マニュフェストは国民との契約、、契約履行のために必死に頑張り、、ついに消費税増税止む無しとなれば、、、解散選挙が筋だろうと思う、、。そして野党に政権を渡すべきだろう、、それにしても4年は頑張ってもらいたいところだったが、、マニュフェストに無い消費増税に命をかけた、、、。


原発再開については、過去の内閣との整合を重視しているのだろうが、、今の国民意識を掴んでいない、、

かって、、、内容は異なるが、、郵政民営化に命を賭けた小泉さんが、、「痛みに耐えて、明日のために、、」と国民へのメッセージを発信したことがあった、、、もっとも、結果、、民営化の果実は見られないが、、、。

苦しくても、、安全で再生可能なエネルギー開発まで頑張る、、と言いたくても自信がないのでしょう、、
あれだけの生命の危機を国民に与えて、それを、、国民に問わない、、国権とは、、一体なんなんだ、、

どうやら、現政権は、、国民の理解は得られない、、ことを、前提にして、政策を進めているようだ。

これで、、、次の選挙は、、国民の理解を得られないまま、、民主党は瓦解する、、。


消費税を上げれば、、暫し円高は続き、、産業空洞化と国内縮小均衡が進み、保有する米国債は目減りする、、、一方、、消費増税が頓挫すれば、、一斉にヘッジファンドが財政の悪化と統治能力無しと判断して、、、CDS(クレジットデフォルトデリバブル)の上昇=国債売り(暴落)=金融危機、、、、のターゲットにされる、、。
消費増税は、、成立しても、しなくても地獄がまっている、、、経済は波乱含みだ、、。


対して、、大阪維新の橋本グループは、的確に民意を掴んでいる、、、結果、、躍進する、、。
政界再編成で、、またまた、、

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「古い論文が手元にある。1975年の文芸春秋2月号に載った『日本の自殺』だ・・・古代ギリシャもローマ帝国も自らの繁栄に甘えて滅んだと指摘、日本も衆愚政治で同じ道を歩んでいると警告する刺激作だった・・・国の借金が瀬戸際までふくれたいま、『日本の自殺』がかつてなく現実味を帯びて感じられる」
<朝日新聞 1面コラム「座標軸」より>

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今から、、37年前、、「グループ一九八四年」という、、覆面著者による文春の記事は、、二十代後半であった自分の中で、、そのタイトルが鮮明に記憶に残っている、、。

グループ987という、、覆面著者も興味深かったが、、バブル絶頂期にあって、、はっきりは掴めないが、、なにか危うい中に生きているな、、、という予感の中で、、、「日本の自殺」というタイトルは、、刺激的であった、、。

今、、サイトで当時の記事を確認してみた、、、

「高度成長に湧き豊かさを享受している現在の日本だが、かつて栄華を誇った古代ギリシャ、ローマ帝国の衰退と没落と同じ道を歩いている、という視点で書かれている。

「ほとんどすべての事例において、文明の没落は社会の衰弱と内部崩壊を通じての『自殺』だったのである」

とし、現在の日本の間違った繁栄によって、道徳は荒廃し、人心はすさみ切り、日本人は病み個性を失って呆然と立ち尽くし、自壊に向かっている、と論じている。

「自殺」を食い止めるためには、欲望肥大のサイクルから抜け出ることが必要で、自己抑制を行い、人の幸福をカネで語るのをやめ、国民が自分のことは自分で解決するという自立の精神と気概を持ち、政治家やエリートは大衆迎合主義をやめ、指導者としての誇りと責任を持ちなすべきこと、主張すべきことをすることだ、と結論付けている。

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※ごく普通の環境にあった青年(自分も、)は、、このメッセージが、心の、どこかに潜在している、、、。
幸いというか、、予言通りというか、、、バブルは崩壊し、、現在に至っている、、。

その間に、、世紀末を迎え、、世紀末らしい?、、事件を起こしながら、、新たな21世紀を迎えた、、、

途中で、、ホリエモンに代表される、、ITバブルという、、リバウンドを経て、、

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そして今再び、、経済危機の予兆を前にして、、
文春が「新、日本の自殺」と題して、、5月号を発刊した、、

この中の、、リアルシュミレーションは、、

K電の社債に買い手が付かない!、、600億円を引き受けた主幹事会社N証券の幹部は青ざめる、、、。
日本国債の格付けが下げられたのだ、、。
これが、、債権相場に直接影響を与えた、、。

CDSが2%に跳ね上がり、、危険水域に達した、、
海外の金融機関がリスク回避のために一斉に日本国債を売却する、、
首相官邸に緊急対策本部が設置された、、

ついにダムは決壊したのだ、、
やむなく日銀に国債の市場買い入れ額を増加させ、新たな国債の引き受けを実施させた、、
しかし、、
市場の反応は厳しい、、U銀行は総資産の八割を国債で持っている、、暴落の影響はすさまじい、、
日銀の政府資金供給は、、「インフレ宣言」と受け止められ、、国民は現金を現物に変えはじめた、、、

昨年と一転して、、インフレ、、円安、、高金利、、金融機能縮小、、濁流のように突き進み始めた、、。

物価の大幅な高騰、、、、輸入品、資源の高騰、、、、

野田内閣総辞職、、そして自民、民主の一部、大阪維新の会の連合内閣が成立、、小泉純一郎を財務大臣とする、、ウルトラ改革「新.船中八策」なるものを打ち出す、、

しかし、、混乱は収まらない、、

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といった展開となる、、、

想像したくない、、内容だが、、

シュミレーションは、あくまで変数を想定した予測であり、、変数は、固定されないが、、、、
事態は、、既に進行中である、、。

文春5月号は、同時に「池上彰の危機を乗り切る戦後不況史入門」を載せて、、中曽根康弘をはじめ、7名の連続インタビューを紹介している、、。

我々は、、、いかに舵を切り、、前向きに生きるか、、、再考させられている、、、。


——-書きかけです———–

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