プルサーマル(MOX)

2006年11月23日、、元FSB(ロシア連邦保安庁)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンの病院で不審な死を遂げた、、、
彼の尿からは、、、「ポロニウム210」という放射性物質が大量検出された、、、、

ポロニウムはウランの100億倍の放射能の強さをもっていると言われる、、、
彼は11月1日にロンドンの寿司レストランで会食後に、、、急に体調が悪化し、、集中治療室に運ばれたが3週間ほどで帰らぬ人となった、、、

当初、、ロシア政府の関与が取りざたされたが、、ウヤムヤのうちに事件は闇に消えた、、、

何故、、ロシア政府が疑われたか、、

ひとつは、、、彼がプーチン批判を激しく行っていたことにあります、、、
次に、、、、死因が、ポロニウムによる体内被曝とすれば、、ポロニウム210を製造するには、原子力施設が必要になる、、、従って民間では不可、、、何らかの形で、、政府機関が絡んでいる、、と、、思われたからだ、、、


ウラン系列の過程でラドン222が崩壊することによってポロニウム218が生じ、更にこれが崩壊していく過程でポロニウム214、ポロニウム210が生じる。自然界に存在するポロニウムでは、ポロニウム210の半減期が138.4日と一番長い。人工的に作られるポロニウム209の半減期は102年である。全ての同位体が強力な放射能を持っている。


人類はウランという自然物質から、、途方も無い人工放射能物質を製造することになった、、、

この事件を記憶している人は多い、、、、
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<週間現代から>


ホントに今回の事故が起こるまでは無関心といってもいいくらいでした、申し訳ない、、、
「プルサーマル」という単語は聞くが、原発の方法、、くらいの認識だった、、
必死に地元で運動をやってきた人に、、申し訳なく思います。

もっと、、国民全体で論議すべき問題で、、この危険度では国民投票が必要だと思うのです、、

安全です、、と地元の田舎の人は、、何回も聞かされてきたのでしょうし、、、

我々は、、近くには住みたくないな、、と思う程度でした、、、
北茨城や福島の海岸線を旅したときも、、別荘でもあるといいな、、、と思ったが、、
なんだよ、、原発だらけだよ、、、、と敬遠してしまいました、、、

電力を経済享受する、、殆んどは、、都会の人間なのに、、、危険はいやなのです、、

玄海原発、、高浜原発、、伊方発電所、、六ヶ所再処理工場、、もんじゅ、、みんな問題があったんですね、、


プルサーマルは和製英語で、MOX(Mixed OXide=ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)のことらしい、、
原発で使用済核燃料から再処理によってプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜて作る、、

核燃料の再利用で、効率的な再利用と言われる、、、しかし、、大きな問題がある、、、
プルトニウムがより多く含むために、、、毒性がより強くなり、、事故が起きた場合には、被害は大きい

——–Wikipedia——–
プルサーマル方式の利点と欠点

利点

原則として、従来の軽水炉のままで運用が可能である。
したがって、高速増殖炉の実用化を待たずに、再処理された核燃料(プルトニウム)の消費が可能になる。
これにより、資源の有効利用が図られるだけでなく、エネルギー自給率を高めることができる。
さらに、余剰のプルトニウムを持たないという国際公約を守ることができる。
プルサーマル方式そのものについてではないが、再処理をするということは使用済み燃料からウランを回収するということであって、ワンススルー方式に比べ高レベル放射性廃棄物の量が大幅に減る。

放射能の量が減るわけではないし、ガラス固化体の取り扱いは大変(20年間常時監視、その後深地層処分が必要)だが、輸送や処分場の規模を1/10程に抑えることができる[2]。


欠点

しかし、プルサーマル方式は、元々ウラン燃料を前提とした軽水炉でプルトニウムを(一部)燃やすこともあり、経済的な課題のほか、技術的に見て課題点が多い。

再処理にかかわる部分
軽水炉からの高レベル核廃棄物をそのままガラス固化させる場合と比べ、事故が発生する可能性が飛躍的に高まる。

再処理によって核廃棄物はかえって増える(一般的な資源のリサイクルと異なる点)。
冷戦終結後、ウラン資源の需給は安定しており、再処理で製造したMOX燃料では経済的に引き合わない状態になっている(つまり、プルサーマル計画自体が不経済)。
再処理を行うと核燃料の高次化が進むため、最大でも2サイクルまでしか行えない(高速増殖炉の場合はこの問題は発生しにくい)[3]。

これに対し原子力関係者は使用済み燃料の発生量や再処理工場の能力などから1サイクル目が終わるのは来世紀などと考え、向き合うことを避けている。

再処理を行っても、利用できるのは使用済み核燃料のうち1 – 2%を占めるプルトニウムのみで、燃え残りウランは高速増殖炉のメドが立っていない現在、利用するアテがない。

MOX燃料の軽水炉での燃焼にかかわる部分

高速増殖炉と比べて燃焼中に核燃料の高次化が進みやすく、特にアメリシウム241が生成されやすくなる。核燃料の高次化が進むと反応が阻害され、臨界に達しなくなってしまい、核燃料として使用できなくなる。
上記と関連し、事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなり、被曝線量が大きくなると予測される

原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する[4]。
燃え方にムラが生じ、よく燃えるところの燃料棒が加熱・破損しやすくなる。もっとも、これは現行の方式ではコストを下げるために一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れるから起きる現象で、コスト面を犠牲にして全燃料棒にMOX燃料を入れるように変更すれば回避できる。
水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる(燃料体の設計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])。
MOX燃料そのものの持つ危険性

詳細は「MOX燃料」を参照

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福島第一原発3号機は、プルサーマルの稼動について、一時賛成、反対が繰り返されたが、2010年佐藤権平県知事が受け入れを決定、、

燃料548本のうち、32本がMOXであるが、、

営業を開始した、、、県への特別交付金は25億円と言われる、、

プルトニウム239の半減期は2万4千年、、、体内被曝のリスクは永久的といっていい、、、

高レベル放射性廃棄物の使用済核燃料の最終埋設場所が決まっていないのは、概ね知られている、、、
2万4千年地中深くに外に放射線が漏れないように埋めておかなければならない訳だから、、、

こんど事故が起きたら、、、また、、学者も、独占的電力会社も「想定外」、、、ですか、、

危険なプルサーマルの利用はアメリカより日本の方が先行しているらしい、、、


ほんとに、、日本は考え直して、、、再出発の決意をした方がいい、、

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