彩花盆栽 初級講座-②
山田香織の彩花盆栽第2講は
テーマ:春の芽吹きを待つ、草丘の木立
教材:鉢、苗(長寿梅)草もの(バイカオウレン)、苔、手引、課題提出用紙
内容:「剪定」の第一歩
盆栽の基本樹形についての解説
①直幹:幹が根元からまっすぐ上へと伸びる。光を求めて伸びようとする姿
②模様木:盆栽では幹や枝が曲がっている様子を「模様」と言う。バランスよく配した枝はどっしりと安定感がある。
③斜幹:幹が斜めに傾いている様。自然界の山岳では山側から谷川に光を求めて斜めに伸びる木々がみられる。
④双幹:根元から二本の幹で調和された樹形。根元はくっ付いている。
⑤懸崖:断崖絶壁に生きる木の姿(あの人のアザナはケンガイ君なんてね?さむ-)
⑥株立ち:一本の根元から3本以上の幹が出ている。最近の庭木も多い
⑦吹流し:強い風に木々が吹き流される様を表現
⑧寄せ植え:複数本の木を寄せて植える。雑木林の風景
⑨文人:細長い木の高さに対して上3分の1程度に枝がついている。
⑩石付き:天然の石に直接木を植え込む仕立て。深山や磯の風景を連想させる。
これらは香織さんがDVDの中で、実際の仕立てを見ながら解説してくれます。
美しい盆栽ビデオ映像に感心します。
●手引
正面の決定:作法あり
植える木の形状からどちらを正面にするか決める。一般的に幹を流れが手前に前傾姿勢であること。左右の枝振りがよく見えること。
輪郭剪定:作法あり
木の頂部の高さを決める。頂からドーム型にはみ出す枝を剪定する。枝を切る場合は元気な芽の先5mm程度を残すようにカットする。
さあ、始めようと思って教材の枝を見て悩んでしまった。両方向に伸びるまるで龍の髭のような長い枝。
この景観はこれで個性的で魅力的でもある。これを鉢に合わせてカットしなければならない。
30分近く悩んでしまった。つまり、テーマがあるから基本に立ち返って、、とは言うものの単純でない。
なかなか判断が出来ない。 しかし思い切って方針を決める。 ビジネスと同じですね。
全体を固定するために、針金で押さえます。:作法あり
なんとか納まりました。
写真では判りづらいが前傾があります。
他にビデオでは、ハサミの使い方や注意など細やかな説明があります。
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