ほな、さいなら②

いろいろ考えていたが結局自宅を増改築することにした。
女房は余計なことしないで!と言うのだがもうスタートした。
今日も解体作業と修復工事が音を立てている。

あちら、こちら整理をしていたら何十年前の隠れていた手紙やら葉書やらノートが出てきた。
手紙が多いのは社会人になって、寮生活をし始めた青春時代がダントツに多い。
ちなみに、結婚後は1通もない。

不安だったり、期待だったり若い社会人としての悩みだったり、恋だのだったり
今は親子でもメールや、携帯電話なのでしょうが、当時は電話も少なく手紙の交換が主でした。
インクの文字がその時の気持ちを表していたりもします。

先生、先輩、友人、片思いの彼女、旅先での出会いの人、そして親、妹からの
手紙に暫く時間をとられてしまいました。

激励されたり、決意したり、告白されたり、したり、悲しく、切なかったり、感謝したりの手紙を読みながら
ほんとに、多くの人にお世話になったんだなあ。  あの人にもこの人にも、、、、、、、、、。
今はあの世の両親の手紙に泣いてしまったりして、ひとり感傷にひたってしまいました。

ホントにゴメンナサイ、アリガトウ、ドウシてるのカナ、アーアと独り言をつぶやきながら
一瞬迷ったが、手を合わせてから思い切って。 思い出は裁断してゴミ袋に入りました。
一緒にかび臭い日記帳も処分しました。

真っ白な子供に戻るように、、、、、、、なんてね。

そういえば、あの人は「私、死ぬときは全部の手紙をリュックサックに詰めて富士山から飛び降ります!」
なんて言ったなあ。もうおばあさんだから、そんなこと記憶にもないだろうけど、若いってトッピもないこと
言ったりするよね。

ほな、さいなら。

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